①入　場
シビルウェディングミニスターは式壇につき、「ただいまより○○さんと○○さんのシビルウェディングセレモニーを開式致します。皆様お立ちになってお迎えください。」とセレモニーの始まりを告げます。
シビルウェディングミニスターの言葉に続いて、カップルと立会人が入場します。ただし、入場には次のような二通りのパターンがあります。それぞれの場合に応じて、ウェディングミニスターが順に入場を促します。
A：ブライド・グルームが腕を組んで入場。立会人はその後ろから並んで入場、定位置につく。
B：グルーム、立会人はあらかじめ定位置につき、立会人夫人の先導でブライドとブライドの父が腕を組んで入場。
（ブライドとブライドの父が腕を組んで入場のスタイルはキリスト教式に準じたもの。）
（アッシャー、ブライズミイドと呼ばれるウェディングパーティを組んでの入場は華やかで美しい。証人になってくれる人とコスチュームのコーディネイトをします）

②ダーズンローズセレモニー
グルームは求愛の証としてブーケをブライドに贈りました。
ブライドはそのブーケの中から一輪の花を選んで、ＹＥＳの返事としてグルームの胸元に贈りました。
これがウェディングブーケとブートニアの始まりと伝えられています。ダーズンローズブーケは12本のバラのブーケ。12本のバラには・・・
それぞれ、感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠の意味があります。愛する人から贈られた１２本のバラのブーケ。この中からこれから二人で生涯大切にしていきたい想いを一輪選んで、彼の胸元へ贈るセレモニーです。

③開　式
一同が揃ったところで、シビルウェディングミニスターが開式の辞を述べます。

開式の辞（例）：皆様、ご着席ください、本日は○○さんと○○さんの結婚式に
大勢の方々にご列席いただき、誠に感謝にたえません。
おふたりがともに生きようと決意されたこの門出を祝福するために集まって下さった皆様方は、おふたりの結婚の証人なのです。

④紹　介
グルーム、ブライド、ならびに立会人の代表が紹介されます。

ブライド・グルーム紹介（例）：グルーム○○さんは○○にお住まいで、現在は○○に勤務されております。つづいて、ブライド○○さんは○○にお住まいで、現在は○○に勤務しておられます。

立会人紹介（例）：つづきまして、立会人のご紹介をさせていただきます。
グルームの立会人代表を務める○○さんは、会社の上司であり、日頃グルームが大変お世話になっている方です。ブライドの立会人代表を務めて下さる○○さんは、会社の上司で日頃からブライドが大変お世話になっている方です。

⑤誓　約
グルーム、ブライド、ならびに立会人の代表が紹介されます。

ブライド・グルーム紹介（例）：グルーム○○さんは○○にお住まいで、現在は○○に勤務されております。つづいて、ブライド○○さんは○○にお住まいで、現在は○○に勤務しておられます。

立会人紹介（例）：つづきまして、立会人のご紹介をさせていただきます。
グルームの立会人代表を務める○○さんは、会社の上司であり、日頃グルームが大変お世話になっている方です。ブライドの立会人代表を務めて下さる○○さんは、会社の上司で日頃からブライドが大変お世話になっている方です。

⑥指輪交換
ミニスターが「○○さん、○○さんおふたりの結婚の誓いは、ご参列者の皆様に
聞き届けられました。それでは、この誓いをより固いものにするために結婚指輪の
交換をしていただきましょう。グルームからブライドへ。
続きまして、ブライドからグルームへ」と司式を進めます。
ふたりは指輪の交換をし、グルームがブライドのベールを上げキスを交わします。なお、ベールは式の前にあげておく場合もあります。

⑦署　名
「つづいて結婚誓約書に署名をしていただきます。立会人を代表して○○さんと○○さんにもご署名をお願い致します。」というミニスターの言葉に従って、ブライド・グルーム、立会人、ミニスターの順で誓約書にサインをします。
ミニスターが「ここに私は立会人の皆様を代表して○○さんと○○さんのおふたりが夫婦として結ばれたことを宣言いたします。皆様どうぞおふたりに温かい祝福の拍手をお願いします。」と結婚成立宣言をします。参列者はここで大きな拍手をします。

⑧祝　辞
ミニスターがふたりに祝福の言葉を贈ります。人生の先輩として、みずからの経験などをふまえ、ふたりのための独自のメッセージを用意します。

⑨婚姻届受理証明書授与
ミニスターが「なお、おふたりはすでに○月○日、○○役所へ婚姻届の提出をすませております。本日ここにその受理書が届いておりますので、おふたりにお渡ししたいと思います。」と述べ、市区町村役場の長からはっこうされた婚姻届受理証明書を読み上げ（文末に「代読」とつけ加え）てふたりに贈呈します。

⑩祝　奏
ミニスターの「それではこれよりお二人をお祝いする意味を込めて祝奏を行います。どうぞ皆様もお聞きください。」の言葉に沿って、祝福の音楽演奏（または合唱隊の歌唱）を行います。ただし、奏者や合唱隊がつかないセレモニーでは、この部分は省略となります。
また、ここで主賓かたの祝辞を式次第に加える場合もあります。

⑪閉　式・退　場
ミニスターが「本日は本当におめでとうございます。おふたりの輝く人生のスタートをご起立の上、温かな拍手でお祝いください。」締めくくり、一際大きな声で「ブライド・グルーム退場」を告げ、拍手の中セレモニーが終了します。ブライド・グルームが退場し、少し間をあけて、立会人、（両親、）ウェディングミニスターの順で退場します。